１９９５年。そう、Windows９５が発売された年です。７年勤務していた外資系機械メーカーを飛び出し、パソコン教室を自宅で開業しました。
ＮＴＴとパソナ共同のフランチャイズ ぱそなこんじゅくです。第1期オープンで開業です。

• * フランチャイズ契約代金
• * パソコン６台購入費用。（今より高い）
• * ＬＡＮの構築。
• * インターネットへの常時接続。
  （ルータ経由にて、ISDN回線、当時はダイヤルアップでしたので、この環境は再考でした。）

やっと設備が整った頃、通帳の残金は生活費２ヶ月分です。その生活費をきりくずして、独自テキスト作成と広告です。
最初は印刷した広告を早朝に配って歩きました。コンピューター専門でやってきた中年オヤジが「チラシ配り」．．．

通帳の残金が５桁を切ったときに、やっと最初のお客さんから電話です。
入会申込書を書いてもらい、入会金をいただいて．．．その方が ドアをでた瞬間．．．
握り拳をつくって、小さくガッツポーズです。

その後、自宅近郊が住宅地と場所がよかったせいもあって、少しずつですが、生徒さん達があつまり始めました。主婦から自営業者、学生、近所の経営者さん．．．たくさん集まってくださいました。
生徒さんの中には、インターネットが自宅では接続できていない方も多く、私が教室の授業終了後、授業の合間に出張サポートし、設定を行うこともたびたびありました。

その後、塾を運営する傍ら、大手商社三菱商事（株）丸の内本社内にて、ＯＡ相談室チーフとして、業務請負勤務をする。主に端末（ＰＣ）の導入相談及び窓口他、インフラ面においてのサポート。

トラブル時のベンダーとの交渉、Notes（グループウェア）の操作指導。 また、社内システム等のＩＴ講習会講師を担当する。その間、１９９８年８月にエムシーエス個人事業主からエムシーエス（有）を設立。社員2名でスタートする。

しかし、設立後も三菱商事業務に追われ、自社の業務はほとんどできず、他スタッフにて、中小企業支援業務を細々と行う。 そんな中、独立前に勤務していた、ドイツの機械メーカーアーブルグ株式会社時代にお世話になったユーザー企業から、基幹システム（生産管理システム）を受注し、中小企業向けの生産管理システム「エムスタ」を開発。２００３年４月には、東京国際展示場ビックサイトにて、開催されたINTER　MOLD2003に出展し「エムスタ」を出品。

以後、中小企業向けにインフラサポート、システムの開発、ホームページ製作、Webコンサルタントを主に行う。

生産管理システム「エムスタ」に関しては思うように受注ができずWebシステム開発、Web制作へと業務をシフトしていく。そんな中、中小企業ホームページのコンテンツ管理システムTryCMSを開発し販売開始。ホームページ制作会社としては独自のCMS（コンテンツマネージメントシステム）及び、Weシステム開発を得意とするホームページ制作会社ということで、企画コンペ等で受注を得てきました。 そして、2007年11月29日付で、資本金を1000万円に増資いたしました。

以後、Webシステムの開発、企業のホームページ製作、Webコンサル,Webマーケティングを主に行い現在に至る。